反抗期?甘え?小4男子が急にできなくなった時、親ができること

最近、次男の様子が
少し変わってきたなと感じています。

朝の支度が進まない。
時間がきても動かない。
声をかけても反応が鈍いどころか、キレる…

まるで別人のようで、母は悲しいです。

以前の彼は、

自分の持ち物も前日にきちんと用意し
時間も意識しながら行動できていました。

私が声をかけなくても、
自分から動いてくれる子だったのに…。

それが、今は毎朝、
私が何度も声をかけて、私をにらみつけながら
渋々動き出す・・・

しかも、その動作ひとつひとつが
スローモーションのようで、
見ているこちらは苛立ってしまいます。

さらに!

こちらが落ち着いて注意しても、
すぐに「うるさいな!」と逆ギレ。

「今、ちゃんと話してるよね?」と返しても
聞いているような聞いていないような態度…

なんだろう、この変化は。

原因の考察と、記録を残したくて
今回は記事を書いてみようと思います。

できていたのに、できなくなる不思議

最初は、「反抗期なのかな?」と思いました。

でも、年齢的にはちょっと早い気がしますよね?

第一反抗期はもっと幼い頃だったし、
いわゆる“中間反抗期”にしては
まだ穏やかだった記憶があります。

じゃあ、これは一体?

ある日、ふと考えたのです。

「できていたことができなくなっている」というより
「他のことに頭やエネルギーが割かれているんじゃないか」と。

そう思うと、いろんなことが腑に落ちてきました。

今、次男が考えていること

最近、次男は勉強に対して
少しやる気を見せ始めています。

新しい塾に通うことになったこともあり、
刺激を受けているようです。

「どうやって解くの?」
「これ、まだ習ってないのに出された」 そんな言葉を
ぽろっと口にするようになりました。

もしかすると、今は
“自分の中で処理しなければならないこと”
がたくさんあって、
生活の細かいことにまで気が回らないのかもしれません…

「自立」への一歩を
踏み出そうとしているけれど、
その方法がまだわからない。

「やらなきゃ」と思っているのに
うまく体がついてこない。

そんな心の葛藤が
彼のイライラやぐずぐずに
表れているのではないでしょうか。

そんな気がしていきました。

注意するとブチ切れるのはなぜ?

これまでは、失敗しても
「あ、ごめん」とすぐに直していた次男。

でも最近は、
指摘されると明らかに不機嫌になります。

「今やろうとしてたのに」とか
「うるさい」とか
「ママのせいだ!」とか。

反発の言葉ばかり。

これ、こちらとしては
ものすごくストレスが溜まります。

注意するのも疲れるし、
言えば言うほど関係が悪くなる気がして…

ただ、冷静になって考えてみると
これも「心の成長」の一つなのかもしれません。

自我とプライドのはざまで

小4って、ちょうど
「自分って何者なんだろう?」と考え始める時期。

自分の考えや感情を持ち始める一方で
それをどう表現していいかわからない。

その結果、うまく言葉にできない
不満やモヤモヤが、「ブチ切れ」という形で
出てしまうのではないでしょうか。

誰かに否定されると、
自分そのものを否定されたように感じてしまう。

だからこそ、
指摘に対して過敏に反応してしまうのかもしれません。

それって、大人だってあることですよね。

次男よりも”ちょっと”大人の長男曰く…

「小4って、反抗期だよ!」

私が毎日のように暗〜い顔をしているのを見かねてか
長男が私にそう言ってくれました。

聞いてみると、自分が小4だった頃も
クラスには好き勝手に振る舞う子がいて
それを先生たちは見て見ぬふりだったそうです。

「俺はそんな奴らを見て“あーまたやってるわ”って思ってたよ」と
3年越しにそんなエピソードを教えてくれました。

当時の彼もまた、
学校という社会や先生との距離感
自分の中に芽生えてきた違和感

戦っていたのだと思います。

子どもたちは子どもたちなりに
いろんな矛盾やモヤモヤを抱えながら
それでも一生懸命に毎日を過ごしているんですね。

次男も、そんな環境の中で
彼なりに葛藤しているのかもしれない。

そう考えると、
今見えている“できない”行動も
少し違った見え方をしてきました。

そして私自身も
これまでの対応を見直す必要があるのかもしれない
と少しずつ感じ始めています。

私自身が変わってきたこと

最近は、自分に余裕のある時限定ですが、
言い方を少しだけ
変えるように気を付けています。

「なんでまだやってないの!」ではなく、

「今日ちょっと疲れてるのかな?」
「何か気になることがある?」 と、
問いかけるようにしてみました。

すると、ちょっとだけ
彼の反応が柔らかくなることがあるんです。

いつもじゃありません。
もちろん、スルーされることもあります。

でも、少しずつ、
会話の“入口”が見つかるようになってきた気がします。

私が少し変わるだけで、
次男の態度がほんのわずかでも和らぐことがある

そんな経験を通して
今のこの時期をどう過ごすかのヒントを
もらっているような気がしています。

(長男、ありがとう!)

完璧じゃなくていい。親も子も、発展途上

今まで「ちゃんとできる子」でいてくれたからこそ
今の状態がとても目立ちます。

でもそれは
今の彼が「変わろうとしている」証なのかもしれません。

急にできなくなったように見えて
実は「新しい力を育てている」時期なのだとしたら

この時期をどう過ごすかは、
親の私の関わり方にかかっている気がします。

私は、まだまだ模索中です。

正解なんて、きっとありません。

でも、こうして自分の気づきを残していくことで
少しずつ前に進めたら。

そんな思いで、今日もまた次男の様子を観察しています。

おわりに

「最近、うちの子、なんか変わったかも」

そう感じている方がいたら、それはきっと
お子さんが成長の階段を登り始めている証なのかもしれません。

できなくなったように見える時期こそ
実はぐんと伸びているとき。

そう信じて、一緒に悩んで
模索していけたらいいなと思います。

今回もお読みいただき、ありがとうございました!

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