夫の先回り発言にどう向き合うか?子どもの成長を守るために妻ができること

夫は昔から、何でもかんでも
思ったことをすぐに口に出すタイプです。

本人に悪気はないのでしょうけれど、その言葉が
子どもの成長の機会を奪ってしまう
と感じることが多々あります。

たとえば、

長男が「お腹が痛い」と訴えたときのこと。

私は心のどこかで
「学校に行きたくない気持ちの表れかもしれない」
と、母のカンがそう思っていました。

でも、だからといって、
親の口から

「学校に行きたくないんじゃないの?」
とか
「休む?」と親が言ってしまうのは
違うと思ったんです。

中学生にもなれば、
自分の気持ちを自分の言葉で伝える練習が必要です。

多少ぎこちなくても、

本人が自分の意思で
「休みたい」とか「頑張って行く」と
言うことに意味があるはず。

ところが夫は、

子どもが言い終える前に
「じゃあ休むのか?」と
先回りして言ってしまうことが多いんです。

そのせいで長男は
「うん、じゃあ」と
夫の言葉に乗っかるだけで
自分で考える機会を逃し

そして、
その結果を ”親のせい”にしてきた
という時があります。

私は
「パパはそう言ってるけど、君はどう思う?」
と聞くようにしてきましたが、

一度夫に先を言われてしまうと
子どもはそこから違う答えを出すことがなくなる
んですよね。

だって

パパが言ってるんだから。

これがずっとモヤモヤとして残っていました。

止めに入る妻の葛藤と夫の反応

今朝も、長男が
「熱があるかも」「お腹痛いかも」と
行き渋り?しそうになった場面がありました。

なので、私は
「そうなんだー大丈夫?」と
寄り添う言葉を探して対応していました。

結局、熱もなく…

休んだら授業も遅れるし
後で大変になるから

という理由で、
学校に行く方向で
息子は準備を進めていました。

でも、

このやり取りをしていたこともあって、
いつも乗っているバスに乗り遅れそう…

なので、
自室で寝そべっていた夫に
長男の駅までの送迎を頼んだんです。

そしたら、

「学校いきたくないんじゃん」

と私に言いました。

「これは絶対に親から子供に言ってはいけないワードだ!」
と思ったので、

「それ、絶対長男には言わないでね!」と
すかさず止めに入ったんです。

でも、その行動に対して
夫はすぐ反応しました。

「なんだよ、急にいきなり騒ぎ出して!
俺はまだ何も言ってないじゃないか」

こう言って
私の行動を馬鹿にしたんです。

・・・夫にはわからないのです。

私は、言ってしまってからでは遅いから
先に手を打っているだけだということが。

それなのに、

私が黙って止めたことを理解してもらえない。

ここで心がざわつくのは当然で
どうしても苛立ちを覚えます。

夫は夫で、また
「自分の主張が否定された」と反発。

正直に言うと、

こういう状況になると
「もういいや」と思って

その場を去ってしまいたくなる気持ちもあります。

でも、これは子供に関する大切なこと。

そこから何も学ばない夫に対して
イライラしても、結局は

母である私が
一人で考え続けなければならないことに気づくんです。

だからこそ、

母として子どもの成長を優先させるために、
妻としてできることをやるしかない
というのが現実です。

この葛藤の中で、
私は何度も自問しました。

「夫を変えることはできない。でも、
私がどう動くかで子どもの未来は
少しは良いものに変えられるかもしれない」

そう思うと、

気持ちを整えて、
冷静に対応しようと
自分を立て直すしかないのです。

子どもの成長を妨げないために

長男が
自分の思いを言葉にする瞬間を尊重することは、
親として大事だと改めて感じています。

中学生にもなれば
自分の考えを自分の言葉で表現する
という経験を積まなければなりません。

それなのに

夫はつい先回りして、
正論や予想される言葉を代わりに口にしてしまう・・・

その結果、

長男は。「うん、じゃあ」と流すだけで
これまで
自分の意思を本当に言葉にする機会が奪われてきた・・・。

私はそれに気づいてから、
できるだけ子どもが自分で考え
自分で表現できる環境を作ろうと意識しています。

たとえば、
夫が何か言おうとしたときも
私が先に「今は子どもに考えさせる時間」と止めに入ります。

夫は驚いて「急になんだよ!」と
不機嫌になりますが、
私は黙って対応を貫きます。

この流れで学んだことは、

親の介入が必ずしも子どもにとって良いわけではないということ。

そして、なによりも問題は

夫には、自分が、
まだ子供に介入している自覚がない事です。

「先に言ってしまう方が早いし効率的」
と思う気持ちは理解できます。

私も、どちらかと言えばせっかちで
なんでも”効率的”に進めたいタイプなので…。

でも、

効率的に物事を進めることと、
子どもの自立を育むことは別問題

親としての役割は
子どもが自分の言葉で意思を示せる場を守ること
だと気付いたんです。

同時に、私自身も葛藤します。

夫を変えようと思う事を
手放したうえで、

「夫の言動にイライラしない心をどう守るか」。

感情的にならずに
冷静でいることの難しさが迫ってくる。

それでも、

子どもの成長のためには、
親としてできる最善を尽くすしかない
のです。

そして、こうした経験から、
私自身の成長も促されている気がします。

「どう動くべきか」を考える中で
親としての思考力も深まるのだと感じています。

夫婦間の尊重と妻としての立場の理解

子どもの成長を考えた時、
夫婦としての関係性も
見つめ直す必要があります。

私が妻として感じることは

夫との関係が尊重に基づいていなければ
家庭全体のバランスも崩れるということです。

日常生活の中で、
夫はつい他者への配慮よりも
自分の意見や行動を優先させる傾向があります。

たとえば

同乗者を怖がらせるような運転をしたり
子どもの前で品の無い振る舞いを
正当化したりすることです。

私はそのたびに
妻として自分の立場を守ると同時に
子どもたちにも

「尊重」の姿勢を示したいと思います。

たとえば

夫が子どもの代弁をしようと先回りしたときも
私は

「今は子どもが自分で考える時間」
と冷静に夫を止めます。

こうして夫を尊重しながら
落ち着いた対応をする姿を
子どもに見せることができ

子どもも自然に
親の尊重を学ぶと思うのです。

私は

夫婦はお互いの人生を
尊重し合うべきだということを
行動を通して示したいと思っています。

夫婦間の敬意があって初めて、

子どもたちにとっても
安心できる家庭環境が作られるはずです。

私の場合、夫に対して
完全に敬意を失ったわけではありません。

それでも、時には、情けなさや
恥ずかしさを感じることもあります。

そういう感情を認めつつ、

自分の立場や気持ちを大切にしながら
関係を築くことが必要だと感じています。

彼は彼。
私は私。

私にも至らない行動は沢山ありますが
「お前だって」と言い負かして
勝った気になる夫のようにはなりたくない。

社会全体を見渡すと、
夫婦関係が不安定な家庭も少なくありません。

子どものために我慢している親
生活のために折り合いをつけるという
親も多くいます。

そんな中で、

私が学んだことは
自分の人生を見失わずに生きることの大切さ
です。

夫婦がお互いに尊重し合い、
子どもにとっても
良い影響を与えられるような姿勢を保つこと

それが、私の理想の形なんだと
最近改めて気付きました。

そして

この姿勢を叶えていくことが
妻としても、人としても、
自分らしい生き方につながるのだと感じています。

まとめ 子どもの成長を守るために妻としてできること

  • 子どもが自分の意思を言葉にする瞬間を尊重することが大事。
  • 親が先回りして答えを示すと、子どもの成長の機会が奪われる。
  • 妻としてできることは、子どもが考える時間と場を守ること。
  • 夫婦間の敬意と互いの人生の尊重も、家庭の安心感につながる。
  • 日々の葛藤を通して、母として妻として自分自身も成長できる。

お読みいただきありがとうございました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です