転塾2か月で見えた親としての気づき──日能研から早稲アカへ

日能研から早稲アカに転塾して、
もうすぐ3か月になります。

息子には日能研の授業のペースや
指導は合っていたように思います。

理解力もある方なので
授業についていけない心配はありませんでした。

でも、

塾全体の姿勢や、
結果に対するコミットメントという面で
私はどうしても不安を感じていました。

授業(先生)の内容がいくら良くても

親が安心して任せられる環境でないと
家庭でも子どもを支えるのが大変だと
気づいたのです。

相談もしましたが、
校舎の姿勢は変わらず

特別対応は出来ない
と言うような感じ。

兄もこちらの日能研には
お世話になっていましたが、

このまま続けるより
思い切って早い段階で転塾する方が
親子にとってもベストだと判断しました。

こちらの記事もご参考ください

入塾テストで見えた意識の違い

日能研ではGクラス(上位クラス)だった息子。
ところが
早稲アカの入塾テストでは
なんと一番下のクラス認定でした。

正直、驚きました。

「早稲アカ、こんなにレベル高いの?
ほんとにやっていけるの?」
という思いが頭をよぎりました。

でもそこは冷静に考えると当然のことでした。

日能研と早稲アカでは
授業の進み具合が違います。

日能研はゆっくりめ。

早稲アカでは、
既に日能研で習った以上の内容が
問われていたのです。

この経験は、
親として大きな気づきでした。

塾ごとの意識や基準の違いを体感することで
環境選びの判断材料を得られたのです。

そして、
息子も最初は戸惑っていましたが

少しずつ新しい環境に順応していく姿を見て
親としても心が落ち着きました。

夏季講習の苦労と親の不安

息子は夏季講習からの入塾でした。

短期間で習っていない1学期の内容を振り返り
まとめるカリキュラムは
かなり大変だったようです。

毎日帰宅すると、
疲れた表情とともに
少し不満そうな顔も見えました。

そりゃそうですよね。

確認テストなのに分からない問題ばかり。
つまらない…
そんな風に思うのも当然です。

「日能研の先生の方がよかった」
「友達が…」

最初の頃は、
こうした言葉が出るたびに
親として心配でした。

このまま続けられるのか
成績は大丈夫なのかと、何度も考えました。

さらに

夏季講習の最後のテストでは
結果が思ったより振るわず、正直焦りました。

そこで、
思い切って塾の先生に相談してみました。

すると先生は、にこやかにこう言ってくれたのです。

「まずは息子さんがどういう生徒か、見極めるために通ってもらうので大丈夫です。」

この一言で、
親としての不安がすっと軽くなりました。

塾として子どもの自主性や個性を見ながら
育ててくれる姿勢が伝わった瞬間でした。

このとき私は

親が不安を抱えたまま子どもを見守るよりも、
相談できる環境があることの安心感
いかに大きいかを痛感しました。

保護者会から見えた塾ごとの違い

日能研の保護者会は
正直言って面白くありませんでした。

説明内容は、科目担当者から
「これからこういう単元を、こういう風に学びます。
それに対し、現クラスでは、こんな感じです。」
という形式。

恐らく、昔からのルーティンになっているような
そんな印象を受けました。

でも、それを聞いた親が
何をすればいいかはほとんど示されません。

そんなこともあってか、

兄の時も経験しましたが
学年が上がるにつれて
参加する保護者はどんどん減っていきます(笑)

親が積極的に確認し、
子どもと二人三脚で学習を支えるスタイルは
熱心な親でなければ続かないと感じていました。

私は、この
「親がすべて把握しないといけない」スタイルに
長男がお世話になっていた頃から
疑問を持っていたのを思い出しました。

授業が面白くても、
長男の満足度は高くても

親が疲弊する環境は辛かった…
と言う事を思い出したのです。

一方、早稲アカの保護者会は違いました。

勉強内容の説明だけでなく、
「塾ではこう指導するので、
家庭ではこうサポートしてください」
という具体的な話にフォーカスされています。

そのおかげか、
次男は自分の予定は自分で管理しているし

親としての役割が明確で、安心感があります。

これが、塾を選ぶときに
見落としがちな大事なポイントだったかもしれない
と実感しました。

2か月経って見えた親としての変化

息子の様子

2か月が経った今、
息子は新しい友達もでき、
先生のサポートもあり、
塾に通うことを楽しんでいる様子です。

成績はまだ安定していませんが、
9月に入って新しい単元のカリキュラムテストでは
表彰されることもありました。

結果よりも、
本人が前向きに学び、楽しんでいること
親として一番嬉しいことです。

親としての気づき

今回の転塾で、
親として得た最大の気づきは

塾を変えたことで得られた
安心感の価値です。

日能研の良さは、
学びへの興味や関心を広げる教育
にあると思います。

長男が通っていた時も、
尊敬できる先生に出会えたおかげで

理科に関してはあえて家庭で勉強しなくても
偏差値が55を下回ることはありませんでした。

ただし、兄の影響もあるせいか
学びへの興味や関心が高い次男に関しては、
家庭で十分サポートできると感じました。

早稲アカで得られたもの

一方、早稲アカで得られたのは、

家庭の負担を減らしながら
子どもを任せられる安心感です。

親としての心理的負担が減ることで、
子どもへの関わりも前向きになり、
結果的に家庭でのサポートも楽しくなります。

まとめ

この2か月で、親として強く感じたことは次の通りです。

  1. 塾選びは授業内容だけでなく、親が安心して任せられるかが重要
  2. 保護者会や面談での塾の姿勢は、親の不安軽減に直結する
  3. 子どもは順応力が高く、新しい環境でも成長する
  4. 家庭でのサポート方針を明確に持つことが、親の安心感と学習効果を高める

日能研と早稲アカ、
どちらも教育方針に良さがあります。

その中で私は、
どれだけ安心して子どもを任せられるかで
家庭での気持ちや子どもの学びの伸びは
大きく変わると実感しました。

今後も息子の成長を見守りながら
家庭で学びへの関心を補いつつ
塾と協力して子供の成長をサポートしていきたいと思っています。

お読みいただきありがとうございました。

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