私は「稼ぐ」という言葉が
あまり好きではありません。
「稼ぐ」という言葉になると、急に
お金を人から取りに行くような
イメージが浮かんでしまうのです。
もちろん、
単に「お金を得る」という意味で
使っている方もいるかもしれません。
しかし
私にとってお金は
人に喜んでもらって
「ありがとう」と言われるなかで受け取るもの
と言う感覚があるのです。
その結果が「稼いだ」という言葉に
当てはまるのだと考えています。
この感覚は、
子どものころのお小遣いの経験にも通じています。
お手伝いをしたとき、
おばあちゃんから
「ありがとう」と言われて
お小遣いをもらったあの感覚。
あのときの喜びや温かさが、
私にとってのお金の原体験なんです。
今回は「稼ぐ」ということについて
私の考えをまとめてみようと思います。
言葉に違和感を覚えた瞬間
大人になって社会に出ると
「稼ぐ」という言葉が頻繁に使われます。
広告やSNS、仕事の場面でも
「稼ぐ」という表現は
当たり前のように登場します。
しかし…
私の中では、どうしても
感謝や循環のニュアンスが抜けてしまっている
そんなように感じられるんです。
言葉と感覚のギャップ
社会では
「稼ぐ=立派」「努力=報酬」
という価値観が広く受け入れられています。
それは
努力したから報酬を得られた
と言う意味ですよね。
努力してお金を得ることは
称賛されるべきことであり、
目標として掲げられることも多いでしょう。
しかし、
私自身の感覚では
「頑張る=お金を得る」
という構図に違和感があります。
私にとって大切なのは
自分の行動や提供した価値に対して
相手が喜び、感謝してくれることです。
そして
その結果としてお金を受け取る。
つまり、
逆にいえば、どれだけ頑張っても
相手にとって感謝されなければ
私にとっては
お金を受け取る価値がないということ。
この違いは、
言葉の選び方だけでも
心の居心地に影響します。
「稼ぐ」という言葉を使うと、
どうしても私には
能動的に奪いに行くような感覚や義務感、
プレッシャーを伴ってしまうのです。
一方で
感謝や循環の中で
お金を受け取るイメージを持つと、
お金の存在が自然で
心地よいものとして感じられます。
この微妙な違いに気づいたとき、
自分の価値観と社会で
一般的に使われる言葉のギャップ
に気づかされました。
SNS用語に感じる違和感
同じような感覚は
SNSでよく見かける言葉にもあります。
「相互フォロー」や
「フォローバック」という言葉です。
フォローしてくれたらフォローを返す
という意味で使われますが
私には少し違和感があります。
自分に興味を持っていない人から
フォローしてもらっても、
その行為に何の意味があるのだろうか?
と考えてしまうのです。
もちろん
見た目の数字を増やすための仕組み
として行うものなのでしょう。
私も、以前は
”フォロアーさんの数は多い方が良いもの”
という概念にとらわれていました。
しかし
その数字につられてやってくる人を
結局、「稼ぐ」に
結びつけようとする行動には、
どうしても距離を感じてしまったんです。
この違和感もまた
自分の価値観と社会の言葉のギャップ
を象徴しています。
私にとって大切なのは、
数字や効率ではなく
自然なつながりや循環
そして
感謝のやり取りなんです。
このことに気付いたのは
ほんのすこし前です。
だからこそ、私は
これまでSNSからは
あえて距離を置いていました。
でも、
とりあえず、自分のやりたい形で
やってみればいいんじゃないかな
そう思えるようになったので
今回、Xにも挑戦する事にしました。
すこし逸れましたね。
話を戻しましょう。

言葉を変える工夫
そこで私は、自分の中で
「稼ぐ」を
別の言葉に置き換えることにしています。
例えば、
- 「お金をいただく」
- 「支えてもらう」
- 「循環の中で受け取る」
こうした表現を私は使います。
義務感やプレッシャーではなく
自然に喜びと感謝が循環するイメージで
お金のやり取りを考えられるのです。
世の中が使っていようが
自分はその言葉を使わない。
私はそういう選択をすると決めました。
ありがとう、助かる!
具体例として、こんな事を思い出しました。
私が自作の化粧水を
友人に頼まれて作ったときのこと。
「ありがとう、助かる!」
と喜んでもらえて、
私も心からうれしくなりました。
そして
その対価として少しお金をいただくときも
「稼ぐ」というよりは、
感謝と循環の一部として受け取っている
感覚になれました。
仕事の場面でも同じです。
私が販売している
金属アレルギー対応のアクセサリ―も、
商品をお届けしたお客さんから
こちらからお願いしているわけでもないのに
「とっても嬉しかった」や
「ありがとう」といったレビューをいただくと
本当に嬉しい気持ちになります。
成果や価値を提供し、
相手に喜ばれるから
自然にお金をいただく。
これが
私にとって心地よいお金の循環なのです。
感覚に沿った言葉選びの効果
ここで気づいたのは
言葉一つで
自分の感じ方や行動が変わる
ということです。
「稼ぐ」という言葉を使うと
どうしても義務感や焦りがつきまといます。
しかし
「いただく」「支えてもらう」
と言い換えるだけで
喜びや感謝、循環の感覚を
意識できるようになるのです。
まとめ
違和感を覚える言葉があるのであれば、
無理に使う必要はないと思うんです。
- 言葉を変えてみる
- 自分の価値観に沿った表現を選ぶ
こうした小さな工夫で、
自分が使いたい言葉を使う事で
自分自身の品格も自然に整い、
なりたい自分にも近づける気がするんです。
言葉を意識することは
心地よく生きるための一つの方法
だと私は考えます。
自分に合った言葉で
世界を整えること
なかなかいつも、とはいかないけれど
そんなことが自然にできる女性になれるように精進できたらいいなと思っています。
今回もお読みいただき、ありがとうございました!












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