勉強しないのに成績が悪いとキレる子への向き合い方

「努力してないのに自信だけはある子」に
親はどう向き合えばいいのか。

たいして勉強してないのに、
なぜか「できる」と思っている。

努力が足りないのに、悪い点を取ると
「頑張ったから仕方ない」と言い張る。

こっちは、何度も何度も伝えてきたつもりなのに
本人にはまったく届いていないように見える。

そんなわが子の姿に、
イライラしてしまうことがあるんですよね。

でも私は、冷静になって思うんです。

これは、子どもだけの問題じゃなく

親として、自分がどう向き合っていくか」を試される場面なんだなって。

うちの子の話:自信だけはある、でも結果は…

次男が通っている塾の同じクラスに
Tちゃんという子がいます。

その子は、小学校でも同じクラスで
塾でも学校でもトップクラスの成績。

本人いわく、

「塾がない日は遊んでるし、復習も20分くらい」
なんだそうで。

で、それを聞いたうちの子。

「Tちゃんがそれで成績いいなら、
自分もそれでいける」と思ったらしい。

結果は――もちろん、撃沈。

でもなぜか、
本人はその結果に納得しない。

「頑張ったのに、なんで点数悪いの?」
「ちゃんとやったのに、無理だった」
「もうやっても無駄だし…」

……いやいや、それ
そもそも“頑張り方”が違うんだよ…

言いたくなるのをぐっとこらえる日々です。

「言っちゃダメ集」と、毎回の葛藤

言いたくなるんですよ、本当に。
山ほど言いたい事はあるんです。

  • 「Tちゃんと同じ土俵にいると思わないで」
  • 「それで勝てると思ってるの?甘すぎるよ」
  • 「努力してないから点が取れないだけでしょ」
  • 「口だけじゃなくて、行動で見せてよ」

でもこれらの言葉って
言った私はその時スッキリしても、子どもの心には残らない
んですよね。

むしろ子どものプライドを傷つけて、

「お母さんはいつも否定ばっかり」とか
「もう何も言いたくない」ってなってしまう。

だから、

言いたくなる自分と
言わずに耐える自分の間で
毎回、葛藤しています…。

気づいたこと:「頑張ったのにできなかった」こそ、分岐点

たぶん、本人は本当に
“頑張ったつもり”なんですよね。

でもそれは、
「努力と成果がつながるやり方」をまだ知らないだけ。

努力=とにかく何かをやればいい

って思っているから、
テキトーに問題集を1時間開いて
「頑張った」と思い込んでいる。

「努力と成果がつながるやり方」を
まだ知らないだけなのに、

それで結果が出なければ
「自分には無理なんだ」と思い込んでしまって
どんどんやる気を失っていくんですよね。

つまり――

「自分のやり方で、これだけ頑張ったのにダメだった」
という事実が、本人を苦しめてる。

でもそこを、

「やり方を変えてみようか」
って受け止められたら、
少しずつ前を向けるんじゃないかと思うのですが…

これがなかなか、難しいんですよね。

私なりの向き合い方(試行錯誤中)

「言いたくなるけど、言わない」
って、本当に難しいんですよね。

その場では冷静にしてるつもりでも
心の中ではプチ爆発が起きてたりして。

でも、

感情でぶつかっても何も残らないことも
もう何度も経験済みで。

だから最近は

「言いたいこと」をまず一旦飲み込んで、
“どう言えば届くかな”と考えるように
しています。

問いかける形にすると、
子ども自身が少しずつ自分の言動を振り返ることがあるので
まずはそこからです。

  • 「Tちゃんすごいね。でも同じやり方で同じ結果になるとは限らないよね」
  • 「そのやり方、自分では手応えある? じゃあ、やった内容ちょっと一緒に見てみようか」
  • 「頑張ったって思うなら、その努力が“どこに向かってたか”を見てみよう。 結果につながる頑張り方を、これから一緒に探していこうよ」

ときには、

「自信あるなら、そのやり方で点取ってきてみて」と
本人にまかせることもあります。

(そして例のごとく撃沈します(笑))

思わしくない結果が出ても認めず
逆ギレモードに突入してしまうこともあって……。

そんなときは、私は
あえて何も言わずに放っておきます。

感情的なときに何を言っても届かないので、
一度冷却期間を置いて

落ち着いてから
「分析モード」で声をかけてみるんです。

「どうだった?今回のやり方で、
どこが良くてどこが足りなかったと思う?」

少し時間をおくと、
意外と冷静に受け止められることもあって。

その隙間を見逃さずに、
次につなげていくようにしています。

まとめ:「自信だけある子」こそ、本当は不安なのかもしれない

たいして努力してないのに、
なぜか自信だけはある。

でもそれって
「努力してもできない自分」になるのが怖くて
最初から本気を出さないようにしてるのかもしれないなと、
最近は思います。

そう思うと、

「なんでちゃんとやらないの!」じゃなくて
「本気を出しても大丈夫だよ」って
声をかけたくなるんですよね。

……でも、やっぱり難しい。

毎日がその繰り返しで、
こちらの感情も揺さぶられっぱなしです。

感情的にぶつかってしまった夜、
寝顔を見ながら後悔することもあります。

だけど、

きっとどこかでは届いていると信じたい。

言葉よりも、態度よりも
「見捨てずに向き合い続けた」という事実が、
あとから子どもの中に残ってくれると信じてます。

今回の記事は、
怒り狂う自分に言い聞かせるように書いた記録です。(笑)

同じようなモヤモヤを抱えている誰かの
小さなヒントになればうれしいです。

お読みいただきありがとうございました!

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