夫に「在宅ワーク=暇人or自由人」って思われたら

「家で仕事してるんだから、時間あるでしょ?」
そんな言葉に、心がザワついたことはありませんか?

私は今、在宅で仕事をしながら、
毎朝5:30に起きて子どもの準備から始まり、
一日中走り回る毎日を過ごしています。

でもある日、夜11時に
「駅まで迎えに来て」と言われて
ふと、こんな気持ちがこみ上げてきました。

「私の時間も、私の体力も、無限じゃないんだけどな…」

気づき、変化。

夫が遅くまで働いてくれていることは、
もちろん感謝しています。

でも、
「私も毎日頑張ってるんだよ」と伝えようとすると、
なぜか喧嘩になってしまう。

「俺だって大変だ」というようなニュアンスの言葉を
言い返されて、いつの間にか私が悪者扱い。

なんなら、
「余計なこと言って、また空気悪くした」
とまで言われる始末。

そして、自分を責めて、黙る。
そんなパターンを
何度も繰り返してきました。

だから私は、いつの間にか
「我慢する」ことが正解になっていたんですね。

そんなやり取りがつらくて、
私はずっと、自分の本音をしまい込んでいました。

でも最近、
「伝え方を変えてみたらどうだろう?」
と思ったんです。

なぜ在宅ワークは「暇」だと思われるのか

家にいる=自由に使える時間がある
という思い込みは根強いです。

実際は、家で働くことこそ時間の切り替えも難しく、
常にオンの状態。

誰にも見られていないからこそ、
自分で自分を律しないといけない。

「家にいるだけでラク」なんて、
全然違う。

日中は仕事、
夕方は子どもの習い事の送迎や夕食作りに追われて、
気づけばあっという間に夜。

そんな中、

家事をしている最中に帰ってきて、
”まだ風呂も入ってないの?”とでも言いたげな顔をしている夫…。

ダメだ、コイツは何も分かっていない・・・。

パートナーに気持ちを伝える難しさ

「言いたいことを伝えたいだけ」なのに、
「責めてる」と受け取られてしまう。

すると
「俺の方が大変」と反論されて

結局は
私が口を開いたこと自体が悪かったかのよう
結論付けられモヤモヤだけが残る・・・。

このパターン、
共感していただける方も多いのではないでしょうか。

人は誰しも、
自分に見えている世界こそが“正解”
と思いがちです。

だからこそ、
他人の見えない部分に思いを馳せるには、
相当な想像力が必要になります。

…残念ながら、うちの夫には
その「想像力」があまり備わっていないようです。

でも、
きっとそれは彼だけの問題ではなくて。

今の時代、多くの人が
「自分のことで精一杯」な日々を送っている。

もちろんこれに気付くまでの私も含め、
こんな現実に、私はハッとさせられました。

喧嘩にならない伝え方を探ってみた

夫婦の間で自分の気持ちを伝えようとすると、
どうしても言葉がぶつかってしまうことがあります。

「どうして分かってくれないの?」
という思いがにじみ出てしまうと
相手も身構えてしまい
話し合いではなく言い合いになってしまう。

そんな経験を何度も繰り返すうちに
私はある日
伝え方を少し変えてみることにしました。

まず意識したのは

話の入り口をやわらかくすることです。

  • 気持ちを聞いてもらいたいこと
  • 責めたいわけではないこと
  • 自分の気持ちを整理したいだけなのだということ

これらを最初に丁寧に伝えるようにしました。

そのうえで、

「いつもありがとう」
「あなたが頑張っているのは分かっている」

という思いを、
ちゃんと言葉にして伝えるようにしたのです。

そうすることで

自分の不満やつらさを話すときにも
責める口調にならずに済むことに気がつきました。

例えば私は以下のポイントに気を付けて
気持ちを伝えました。

  • 毎朝5時半に起きて、子どもの支度や家のことをこなしていると、夜遅い時間のお迎えが身体的にとてもきつく感じる。
  • でも、あなたも遅くまで仕事を頑張ってくれているのは分かっているし、そのことには心から感謝している。
  • だからこそ、自分のつらさをうまく言葉にできず、無理を重ねてきてしまったのかもしれない。

これらを、“私”を主語にしながら
少しずつ自分の状況や気持ちを伝えてみました。

もちろん、
相手がすぐに理解してくれるとは限りません。

この時もやはり
「俺だって大変なんだよ」と返されました。

でも、今回は反論せず、
その言葉もきちんと受け止めるようにしてみました。


相手の大変さを認めたうえで、
だからこそ、私も少しだけ頼らせてほしい」と
静かに伝えたのです。

すると、不思議なほど空気がやわらぎました。

そして、

どうしたらお互いもう少し楽に過ごせるかを模索したい
という意向も伝えられました。

すると、

今までのような“対立の空気”ではなく、
協力していこう”という
前向きな雰囲気が生まれたように感じたのです。

実際に使った言い方とその反応

正直、劇的に分かり合えた!
…とは言えませんでした。

でも、伝えたあと、
「ふぅん、そっか。」
と一言返ってきたんです。

今まで、私の話もろくに聞かず
反論ばかり、自分の話ばかりしてきた夫が!

それだけで、
「私の気持ちも、少しは届いたのかもしれない」
と少し私の気持ちも落ち着きました。

もちろん、
すぐに劇的に改善されたわけではありません。

けれど、

「私の話を最後まで聞いてくれた」
「そっか」と言ってもらえただけで
今回は充分な進歩だったと思います。

「少しは分かってもらえたかも」

その小さな一歩が、心をすっと軽くしてくれたんですね。

自分を責めずに、チームとして向き合うために

夫婦は、“勝ち負け”じゃない
チーム”。

それぞれに大変なことがあるからこそ、
お互いに無理のない形で支え合って、
補い合っていく関係でいたい。

これが私の理想の夫婦の形だと思っています。

でも、

どちらか一方だけが我慢していては、
そのバランスはいつか崩れてしまう。

だから私は、
自分の気持ちにフタはしたくないし、

「私はこう感じてる」と伝えることを
あきらめたくないなと思っています。

まとめ

在宅ワークでも、子育て中でも、
誰かに頼られる存在であるほど、

「私はまだ頑張れる」と
自分に鞭打ってしまいがち。

そんな風に頑張りすぎちゃっていたのは
過去の私。

今は、頑張りすぎるの、やめました。
無理して壊れてしまっては意味がない。

私は、自分の人生を楽しく生きたいし、
楽しく生きる権利があると思っています。

「ありがとう」と「ごめんね」の間にある、「助けて」の一言。
それを上手に伝える工夫、私もまだまだ模索中です。

同じようにモヤモヤしている誰かの気持ちが、
少しでも軽くなりますように。

ここまで読んでくださりありがとうございました。

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