話し終える前に口を挟んでしまう…話のスピードが合わない人との会話で心を守るコツ

私は昔から、人と話しているときに
思いついたことをすぐに伝えたい衝動
に駆られるタイプです。

小学生の頃、
授業中にアイディアが浮かんでも
他の友達が話している間に
どんどん消えてしまう…

そんなことがよくありました。

そして大人になって
夫と暮らすようになってから

この傾向はさらに強くなったと感じます。

夫は、私よりもずっと
話を遮るタイプの人間です。

話題はどんどん移っていきますし、
彼は自分の言いたいことを先に話します。

それを見ていると、
私は心の中で焦ります。

今言わなきゃ、この話題が流れてしまう……!」

でも同時に
相手が話している間に口を挟むのは失礼かもしれない
と思ってしまいます。

焦りと遠慮の二重構造です。

この状態は、本当に疲れます。

頭の中では言いたいことが
どんどん溜まっていくのに、声に出せません。

そして焦りのあまり
結局話すタイミングを逃してしまう
ということも少なくありません。

そして、ついつい
話をさえぎって口が出てしまい、

ちょっと空気読めない人
みたいになってしまう…(笑)

今回は
相手の話をさえぎってしまう事について
考えをまとめてみたいと思います。

集まりでのもどかしさ

夫との会話だけでなく
複数人での集まりでも同じことが起こります。

会議や町内会、
クラス会、ママ友ランチ…

みんなが思ったことを次々に話す中で
私は

「どのタイミングで自分の意見を言えばいいのか」
がわからなくなるのです。

「あなたはどう思いますか?」と
振ってくれる人がいれば安心なのですが

誰も指名してくれない場では
頭の中のアイディアがどんどん流れていきます。

特に、閃きがあった瞬間。

それはとても鮮やかで、
「これを言いたい!」という衝動が湧くのに
次の瞬間には流れに飲まれて消えてしまいます。

思わず笑ってしまうくらい
脳の中で花火のようにパッと光ったアイディアが
すぐに煙のように消えてしまうのです。

私の頭の特性とその自覚

私の頭は、
短い時間にいろんなことを考えてしまいます。

これは頭が良いとか悪い、ではなく、
たぶん
脳の構造?や使い方に違いがあるんだと思います。

だから基本的に
せっかちだと感じることも多いですし
ミスも多くなってしまいます。

子供の頃、IQを測った時も
高かった記憶があるので
思い当たる節はあるのですが

何せ、頭の中のスピードが速すぎて
相手の話がゆっくりだと
追いつけないことも多いのです…。

そのため、

相手がゆっくり話しながら
自分の考えを整理して話すタイプだと
以前は本当に苦痛でした。

特にママ友とのおしゃべりで、

「あそっか、だからこれからこうするのね。
 でもこれこれこれはこうだしなあ、
 どうしようかなぁ…」

というような話に付き合わされる時間は
頭がどんどん回転してしまい、

でも

こうしたらいいじゃん!”
と言うバッサリ発言も出来ず、、、
正直辛く感じることが多かったのです。

でも最近は、それも
ひとつのおしゃべりとして割り切って考えるようにしています。

すると

以前はただ辛かった時間も
意外に面白さや楽しさを
感じられるようになってきました。

話すスピードや思考のスピードが違っても
それぞれのペースの中で
やり取りすることに楽しみを見つけられる
ようになった気がします。

なぜ思い出せないのか

さて、閃きが消えてしまうのは
脳の特性によるものなんじゃないかな?
と思います。

私の頭は、
とても早く情報を処理しようとする。

それに対して
外界の話のスピードは一定ではありません。

人がゆっくり話している時もあれば
ガチャガチャと複数人が話すこともあります。

その「スピードのズレ」に
私の思考が追いつかなくなるのです。

さらに、焦りが拍車をかけます。

「今言わなきゃ」と思うと
脳は緊張状態になり

逆に記憶が流れやすくなります。

つまり

閃いた瞬間のアイディアは
頭の中で保持するにはあまりに儚いのです。

外部化で守る

では、そんな時はどうしたらいいのか。

ここで学んだことが一つあります。
それは、

閃きは頭の中だけに頼らず
外部に置くことで守れるということ。

このご時世、いつでもどこでも
メモが出来る環境ですよね。

具体的には、私は
AppleWatchやスマホを活用します。

  • アイディアが浮かんだら、すぐに単語や短いフレーズだけ書き残す
  • 文章にする必要はなく、箇条書き、メモでOK
  • 書くだけで、焦りのプレッシャーから解放!

頭だけで覚えようとすると
どうしても消えてしまいます。

だから、

「一旦外に置いて安心する」ことが
私にとっては大事なんだと気付きました。

発言のタイミングを待つ

もう一つの工夫は
発言のタイミングを自分で確保することです。

これは夫との会話や
複数人の集まりでも使えます。

  • 会話の一区切りで息を吸って、自分が話すタイミングを作る
  • 手元のメモを確認して、頭の中のアイディアを取り出す
  • 焦らずに、落ち着いて伝えます

こうすると

「今言わなきゃ!」という焦りが少しずつ和らぎます。

閃きより、俯瞰に意識を集中する

最近、私は閃きに対する意識を
少し変えました。

閃きが消えそうになるたびに
「今言う必要があるかどうか」を
考えるようにしています。

つまり

もう一歩外側から
自分の思考と会話を俯瞰して見ること
を意識するんです。

この方法を意識すると
頭の中でアイディアを追いかける焦りが減り

会話も自然に受け止められるようになりました。

「今言うべきか、それとも待つか」

これを観察することで
無理に発言しようとする必要もなくなります。

自分のスピードと付き合う

この経験から学んだのは
自分の思考のクセを責める必要はない
ということです。

周囲の話のスピードに
合わせようとしても
憤りが生まれるだけ。

それなら

自分のスピードに寄り添い
上手く外部化しておく方法を見つける

ということの方が合理的です。

閃きは瞬間的で儚いですが
工夫次第で守ることもできます。

そして何より、

俯瞰して自分の思考を見守ることで
話の波に飲まれず、
落ち着いて自分の意見を整理できるようになりました。

まとめ

  • 閃きは瞬間的で、話の流れに飲まれると忘れてしまう
  • 焦りや不安がアイディアを消してしまう
  • 頭だけで保持せず、外部化することが有効
  • 発言タイミングを自分で確保する工夫も大切
  • 逃げたアイディアを焦らず俯瞰して見ることで心の余裕を保つ
  • 自分の思考の速さを味方にして付き合うことが学びになる。

閃きは消えてしまうこともありますが
それは自然なこと。

大切なのは、

焦らず、俯瞰して自分の思考を見守ること
だと気付きました。

この意識を持つだけで
会話も自分の頭の中も
少しずつ余裕を持てるようになりました。

これからも
自分がなりたい自分に向かって
精進していきたいと思っています。

今回もお読みいただきありがとうございました!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です